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トルコリラの行方 「国民投票でエルドアン大統領が勝利宣言」=トルコリラが上昇

経済投資情報ON LINE

 

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(出典 REUTERS ロイター
 

トルコリラが17日、ドルに対して3.6390リラをつけ、14日終値(3.7220リラ)よりも2%超上昇している。

トルコで大統領権限の強化を目指す憲法改正の是非を問う国民投票が16日に行われ、エルドアン大統領は賛成多数となったと「勝利宣言」した。これに対し野党などの反対派は、投票に不正行為があったと主張している。

トルコリラはオーバーナイトで3.6200リラまで上昇した。
(出典 REUTERS ロイター

 

トルコリラ/円の先安警戒感は否めず

トルコで実施された大統領の権限強化に向けた憲法改正を巡る国民投票で、エルドアン大統領が勝利を宣言した事を受け、今週のトルコリラ相場は、大きくマドを開けて始まった。

下方に大きくマドを開けて始まったドル/トルコリラは、2月から3月の上昇の76.4%押しの3.6100が下値のターゲットになっている。

最終的に3.5500から3.5800付近のサポートの下値トライが成功すると、トルコリラの上昇相場形成の期待が持てるが、現状のトルコの不安定情勢(非常事態宣言の下での統治)、エルドアン大統領とEUとの関係悪化懸念、地政学的リスク(ポピュリズムが台頭して政局不安要素を抱えるEUとテロや難民問題を抱えている中東)等を考慮すると、一段のトルコリラ高の進行は困難だろう。

トルコ/円は大きく上にマドを開けたが30.00を上値け出来ず、29.50付近まで下落している。また、トルコのエルドアン大統領のアドバイザー、イェジット・ブルット氏は4月17日、足元の金利水準は「病的」で利下げが必要との見方を国営テレビのインタビューで示した。更に選挙の正当性に関して国内外から疑念が強まっている。

エルドアン大統領の勝利を受けてのトルコリラの上昇は一時的だと捉えて、トルコリラ/円のスワップ金利狙いの取引を行っているFX投資家は、常に先安警戒感を否まずにポジションと資金管理を厳格にして備えた方が良い。

EUはトルコを加盟候補国として加盟交渉を続けていたが、去年7月のクーデター未遂のあとトルコ政府が強権姿勢を強めている事を受けて、EUのヨーロッパ議会は去年11月に交渉の凍結を求める決議を採択している。エルドアン大統領がEUに対して攻撃的な言動を続ければ、近い将来トルコ・欧州間の衝突は避けられない、との懸念も広がっており、トルコリラが目先上昇する展開は想定しにくい。

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