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北朝鮮リスク 【NBCの北朝鮮攻撃に関する憶測報道】=アメリカ国防総省はコメントせず

4月13日、米国防総省は、北朝鮮への先制攻撃に関するNBCの報道に対してコメントを拒否し、将来の作戦について協議したり「可能性のあるシナリオについて公的に憶測を述べること」はポリシーとして行わないと述べた。写真はジェームス・マチス国防省長官。アーリントン国防省で撮影(2017年 ロイター/Eric Thayer)

米国防総省は13日、北朝鮮への先制攻撃に関するNBCの報道に対してコメントを拒否し、将来の作戦について協議したり「可能性のあるシナリオについて公的に憶測を述べること」はポリシーとして行わないと述べた。

国防総省のダナ・ホワイト広報官は声明で「不測の事態に備え、司令官は常にさまざまな選択肢を検討している」と説明。「日韓など同盟国への防衛にコミットしている」と述べた。

米NBCは、米情報機関高官の話として、北朝鮮が核実験を断行すると判断した場合、米は従来的な兵器で先制攻撃する用意がある、と報じていた。
(出典 REUTERS ロイター

 

有事に関する憶測報道とリスク回避の円高

北朝鮮では、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の祖父、キム・イルソン(金日成)主席の誕生日の4月15日が最大の祝日と位置づけられており、また、生誕105年の節目に当たる。

キム主席生誕105年 記念大会を通じて、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長がさらなる権威づけを図るとともに、アメリカに対して挑発的な行動(核実験)を取る可能性があり、各メディアによる憶測報道も過熱している。

アメリカのNBCテレビは、トランプ政権は北朝鮮が核実験を行うと確信すれば、先制攻撃する用意があるという報道を、複数の政府高官の話として伝えたが、アメリカ国防総省はコメントを拒否した。

既に、トランプ政権はアメリカ軍の原子力空母を朝鮮半島に近い西太平洋に展開させるなど、武力行使も排除しない姿勢を示しており、緊張感が高まっている。今度も憶測報道により、マーケットが過剰にリスク回避の方向に反応して、ドル円が急落する危険性がある。

4月15日はキム・イルソン(金日成)主席誕生105周年、4月25日は朝鮮人民軍創建85周年、そして5月9日は韓国大統領選投開票日であり、EUでは4月23日にフランスの大統領選挙も行われる。また、シリアへのミサイル攻撃を巡ってアメリカとロシアの間でも緊張感が高まり、トランプ政権の為替政策はドル安方向に傾いている。これらを見る限り、円高圧力は強い。

日本が世界に誇るトヨタの株価は、既に昨年トランプラリーの上げ幅を吹き飛ばしている。まるで、今後の日経平均株価とドル円のネガティブな行方を暗示しているかのようだ。

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