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北朝鮮「日本海に弾道ミサイル」=米中首脳会談直前の挑発行為

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4月5日、北朝鮮は5日朝、同国東岸から中距離弾とみられる弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射した。米中首脳会談を直前に控えた挑発行為に対し、ティラーソン米国務長官は「北朝鮮については話し尽くした」と短くコメントを発表した。写真は北朝鮮の国旗。北京で2012年12月撮影(2017年 ロイター/Jason Lee)

 

米中首脳会談を直前に控えた挑発行為に対し、ティラーソン米国務長官は「北朝鮮については話し尽くした」と短くコメントを発表した。首脳会談では、北朝鮮問題が主要議題となる。

 

日韓両政府によると、北朝鮮は午前6時42分ごろ、東岸の新浦付近からミサイルを発射した。韓国軍によると、ミサイルはほぼ垂直に打ち上げられ、北朝鮮の東岸沖約60キロの日本海上に落下。高度は189キロに達した。米軍は中距離ミサイルと推定している。

 

6日からの米中首脳会談を控え、米国を含む周辺国は北朝鮮の挑発行為を警戒していた。ティラーソン国務長官は「北朝鮮については話し尽くした。これ以上コメントはない」との声明を発表した。米トランプ大統領は中国の習近平国家主席に対し、北朝鮮に影響力を行使するよう迫るとみられている。

 

韓国軍関係者はロイターに対し、「ミサイルの能力を試したのと同時に、米中首脳会談を考慮しての行為だろう」と語った。

 

北朝鮮による弾道ミサイル発射は、今年に入って4回目。昨年は20発以上を発射した。安倍晋三首相は「安全保障に対する重大な挑発行為であり、国連安全保障理事会決議に明確に違反し、断じて容認できない」と発言。米韓などと緊密に連携し、いかなる状況にも対応できる態勢を続ける考えを示した。

 

米軍は初期段階の分析として、今回のミサイルを中距離弾「KNー15」と推定。9分間飛行したとしている。日本の防衛省関係者は「きわめて(飛行)距離が短い」とし、ミサイルの種類の特定や発射意図、成否の分析を急いでいる。中距離弾「ムスダン」を発射したときのような、1000キロを超える「特異な高度ではなかった」(稲田朋美防衛相)という。

 

新浦には北朝鮮の潜水艦の拠点があり、昨年8月には潜水艦発射型ミサイル(SLBM)を発射した。米軍は今回のミサイルは地上施設から撃ったと分析している。
(出典 ロイター http://jp.reuters.com/)

  

暗雲が立ち込めている米中首脳会談


4月6日と7日にアメリカのフロリダ州で、トランプ大統領と中国の習近平国家主席は初の首脳会談を行う予定で、貿易不均衡問題と北朝鮮の問題に関する議題が中心になると見られている。

 

米下院までが北朝鮮に対する中国の圧力強化要求を決議し、トランプ政権から北朝鮮問題での対応を迫られている中国政府としては、米中首脳会談を念頭に置いたと憶測が出来る今回の北朝鮮の挑発的なミサイル発射を受けて、アメリカと北朝鮮との間で難しい舵取りが求められるだろう。

 

北朝鮮をめぐっては、中国の李克強首相が、先月15日の記者会見で「自分の家の玄関先で騒ぎが続くのは誰も望まない」と述べ、関係国が対話に踏み出すよう呼びかけていたが、経済的にも歴史的にも結びつきが強いとされている中国と北朝鮮の間で、習近平政権誕生以来、まだ中朝会談が行われていない。

 

また、中国の王毅外相は、先月8日の記者会見で、北朝鮮が先月、日本海に向けて4発の弾道ミサイルを発射したことについて、国連安全保障理事会の決議違反だと強く非難する一方、北朝鮮の核・ミサイル開発と、アメリカと韓国による大規模な軍事演習を同時に停止するよう求めており、中国にとっては、アメリカは北朝鮮以上に牽制すべき相手なのだ。

 

4月3日、米下院は本会議で、4月6日に予定されている米中首脳会談で中国側を牽制することを目的とした思われる「中国に北朝鮮への圧力強化を求める決議」を採択している。

 

フロリダのトランプ大統領の別荘で行われる米中首脳会談は、安倍総理との会談のようにはいかない可能性は高く、もし今回の北朝鮮のミサイル問題や貿易不均衡問題で米中の関係悪化が顕在化した場合、マーケットに大きなリスクオフのムードが形成される事は避けられないだろう。

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