読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

FX

トランプ vs スタバ

「トランプ vs スタバ」 2015年11月、既に対決をしていた。

f:id:universaldiary:20170130212741p:plain

(出典 CNN.co.jp

2015年11月11日のCNNの記事

ワシントン(CNN) 来年の米大統領選で共和党の指名獲得を目指すドナルド・トランプ氏はこのほど、米スターバックスがクリスマスシーズン用に無地の赤いカップを使い始めたことについて、同社のボイコットを示唆する発言まで織り交ぜながら厳しく批判した。キリスト教の祝日を尊重する姿勢を見せることで、熱心な信徒の多い州の有権者にアピールする狙いがあったとみられる。

 

昨年までトナカイやクリスマスの装飾があしらわれていたスターバックスのクリスマスカップだが、今年はそうした「季節のシンボル」をなくし、赤い無地のカップに統一されている。この変更に対し、「クリスマスに戦争を仕掛けた」といった非難の声が出ていた。

 

トランプ氏はこうした意見に同調。イリノイ州で9日に行った演説の中で「トランプ・タワーの中にもスターバックスがあって大変繁盛しているが、こういった店舗はボイコットすべきなのだろうか」と聴衆に問いかけた。その上で「大した問題じゃないかもしれない。しかし私が大統領になったら、必ずみんなでまた『メリークリスマス』とあいさつできるようになる。それは間違いなく言える」と訴えた。

 (出典 CNN.co.jp

 

2015年11月、トランプはスタバにトランプ砲を発射した

2015年11月に欧米主要メディアが、スタバのクリスマス(ホリデー)シーズン用として提供したカップが原因で、スタバ騒動(保守派のキリスト教を激怒させた)が発生し、そこにトランプが便乗してスタバに向けてトランプ砲を発射(トランプタワーにあるスタバの店舗の賃貸は終了だ、誰も気にしない)した。スタバはその時の事を忘れてはいなかった。サイレン(ギリシャ神話に登場する二つの尾を持つ人魚)がトランプに仕返しを仕掛けた。

 

スタバが難民を雇用

 

コーヒー店チェーン世界最大手、米スターバックスのハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)は難民1万人を向こう5年かけて世界で採用する計画を明らかにした。同氏はトランプ米大統領の移民規制について「心が痛む」とも記した。

(出典  Bloomberg.co.jp

 

シュルツ氏は同社ウェブサイトに掲載した書簡で「長い間、当然と思われてきた礼節や人権が傷つけられているとの警戒の声が皆さんから聞こえ、仲間同士であるわれわれを懸念させる問題に共に取り組むため、より迅速かつ直接的な形のコミュニケーション方法を使っていきたい」と記した。

 

同氏はメキシコとの国境沿いに壁を建設するトランプ大統領の計画にも触れ、スターバックスはメキシコ「投資を続ける」と言明。「提案される貿易制裁や移民制限、税措置がメキシコ人の顧客や仲間、家族の事業や米国人への信頼に影響を与える中で、彼らを助け支えていく」と記した。

 

さらに、「この国の良心を見守る証人となり、アメリカンドリームの約束が問われるという、そんな前代未聞の時代をわれわれは生きている」とも表明した。

(出典  Bloomberg.co.jp

 

人道支援的な側面や企業プロモーション的な側面、そして安い労働力の活用等も戦略としてあるだろう。また、メキシコでは、国境の壁建設を命じたトランプに抗議する為、米系店舗での不買を呼び掛ける動きが出ている。もちろんその米系店舗の中には、マクドナルドと共にスタバも含まれている。今回のスタバの「難民を雇用する」という方策は、トランプへの抗議(仕返し)だけではなく、迅速な企業戦略でもある。

 

トランプはスタバに向けて再度トランプ砲を発射するのか?

スタバは製造業では無いので、あまり意味を成さないだろう。仮にスタバに向けて皮肉めいた言葉を発射しても、今のスタバにダメージを与える事は出来ない。一方スタバは、今回のトランプの暴走で、企業イメージを上げる事に成功した。故に今回は「スタバの勝ち」と言っても良いだろう。