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トランプラリーのドル高「まだまだ、しぶとい」

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(出典 https://www.investing.com/

 

ユーロドルの下値トライはあるのか?

10年超振りの下落を見せたユーロドルだが、トランプラリーのドル高でパリティの水準まで下落すると思いきや、1.0400でサポートを形成してドル安方向に反転している。今後トランプが本格的にドル安誘導の為替政策を選択する、もしくは不確実性の塊であるトランプが、「トランプショック」を引き起こした場合は、ユーロドルはこのまま上昇してパリティは遠のくだろう。

ユーロドルの下落懸念材料は、FRBの複数回の利上げ期待とトランプのインフレ政策だ。1.0400のサポートラインが割れた時、パリティ到達の期待感から、世界中の投機マネーが仕掛けを起こす可能性がある。ドル円で言えば、118.60水準のレジスタンスラインを上抜くドル高のレベルでは、ユーロドルの1.0400の下値ブレイクも有り得る。

 

悩ましいドル円の行方

最近のドル円相場は、トランプの言動に一喜一憂しながら、方向感が掴み辛い状況が続いている。上値トライに行くのか、下値トライに行くのか、トランプへのポジティブな期待とネガティブな不安が交錯しており、予測を立てるのが非常に難しい。

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(出典 https://www.investing.com/

トランプの保護主義的な言動にスポットが当たると、リスクオフのムードからドル安円高方向へ動き、トランプのインフラ投資や減税にスポットが当たるとポジティブにドル高円安方向に動く。まるで日替わり幕の内弁当のようだ。

ドル円相場は暫くの間、ポジティブ(インフラ投資拡大・減税・規制緩和)とネガティブ(保護主義、「メキシコ国境の壁」等の外交リスク、中国との貿易問題)の綱引きからレンジ相場が続くと思われる。どこかでレンジブレイク(上値は118.60水準、下値は112.50水準)が起きるとすれば、それは間違いなくトランプ砲が発射された時だ。

今のトランプは、大統領令も含めて、まだ期待先行のパフォーマンスの段階だ。今後は議会演説、予算教書、景気刺激策審議等のイベントが待ち構えている。4月30日(就任100日)までには、トランプの真価も明らかになるだろう。