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FX

トランプの「つぶやき」の威力

一人のビジネスマンが、世界一の発言力を有している。トランプがソーシャルメディアで何かを発信する度に、市場は大きな影響を受けてしまう。フォードやゼネラル・モーターズに続いて、ついにトヨタまでがトランプの「つぶやき」のターゲットにされてしまった。

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(出典 https://www.bloomberg.co.jp/

 

ターゲットにされたトヨタ

「米国に工場を建設しないなら高い関税を払え」

ついにトヨタがトランプの「つぶやき」のターゲットにされてしまった。その影響を受けてトヨタ株は下落した。※昨年11月以来の日中下落率。

トヨタはメキシコ新工場で年20万台のカローラを生産するとの事だが、これは米工場をメキシコに移転するのではない。トヨタの米国向けのカローラの生産は引き続きミシシッピ工場で行われる。もちろん、トランプもその事は知っている。では、トランプの狙いとは一体何であるのか?

 

トヨタへの「つぶやき」は日本の自動車業界への牽制か?

元々トヨタの米国での自動車販売台数のメキシコ生産比率は10%以下である。※因みにメキシコでの自動車生産首位は日産。

またトヨタは米国での雇用確保に十分に貢献している。それにも拘わらずトランプがトヨタを「つぶやき」のターゲットにした狙いは何か?

トヨタの米国販売に占める日本で生産した比率は約40%である。恐らくトランプの狙いは、ここに高い関税を掛ける事なのかも知れない。もし、そんな事になったら日本の自動車業界にとっては大打撃になるだろう。

 

暴走の予感?トランプの保護主義の行方

国境をまたいで人・モノ・金が自由な形で流れていくグローバリゼーションが、米中産階級を貧困層に追いやり、その不満を吸い上げる形でトランプは支持を集めて大統領選挙に勝利をした。もう後戻りは出来ない。1月20日以降、トランプの保護主義政策が実行に移された時、どんなうねりを生じさせるのだろうか?

歯止めの効かないポピュリズムが台頭した時、ベルリンの壁が崩壊した1989年以降続いてきたグローバリゼーションとリベラル民主主義が崩壊して、新しい世界秩序が生まれるのか?それとも、収拾のつかない展開になるのか?

時代がどんなに移り変わろうとも、個人投資家が目指すべき事はただ一つ。市場で生き残ることだ。

(現役デイトレーダー)