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FX

トルコリラ円の見通し

スワップ金利の高さに魅力を感じて、トルコリラ円で大きなロングポジションを保有しているFX投資家の方も多いと思う。50.00以上でロングポジションを塩漬け状態で保有している投資家は、どこかで損切りの決断を下さないと、今後手に負えない含み損を抱えてしまう危険性がある。

【トルコリラ円 2010年~2017年】

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(出典 https://www.investing.com/

 

トルコリラ円の今後の下落余地は不明

40.00を下抜けたトルコリラ円には、もうサポートは存在しない。中東シリアと接しているトルコは常に地政学的なリスクを抱えている。そして長年加盟を希望していたEUは、英国のブレグジットとポピュリズムの影響で存続自体が危ぶまれている状態だ。今後トルコがユーロに参加する可能性も低いだろう。

 

経常赤字国のトルコ

短期対外債務が1000億ドルを超えるトルコは、このままドル高が進めば通貨急落時に必要な対応が取れなくなる危険性がある。昨年の利上げ見送りも含めて、現状のトルコリラが上昇する材料は見当たらない。

 

スワップ狙いのFX投資は危険

今後のトルコリラ円の先行きは、かなり暗いと言わざるを得ない。もうサポートラインが存在していないので、欧州と中東の政局が混乱すれば地政学的リスクは高まり、歯止めの効かない下落に突入する可能性が高い。

大きな資金力を有さない個人投資家がスワップ狙いでトルコリラに手を出して、下落時にはナンピンを繰り返して損切りを回避していると、最終的にはロスカットに追い込まれるだろう。

トルコリラ円で安定的にスワップ狙いの長期投資をするのなら、10円を下抜けてもロスカットに追い込まれないだけの資金力が必須だろう。十分な資金力が有さない個人投資家がスワップ目的に安易にトルコリラに手を出してナンピンを繰り返していると、最終的にポジションを維持する資金が枯渇して、市場から退場をさせられるだろう。

(現役デイトレーダー)