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FX

120円台に入れないドル円とパリティまで落ちないユーロドル

ドル円は118.50付近に強いレジスタンスが形成されて、中々突き抜ける事が出来ないようだ。東京時間で117円を割ったが、このまま115円を割って利上げ前の水準までドル安円高が進むには、米雇用統計のネガティブサプライズや米政府からのドル高牽制発言等の材料が必要だろう。

【ドル円 去年のFOMC~1月5日】

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(出典 https://www.investing.com/

 

今後のドルの行方

トランプの大統領就任までにレジスタンスラインに阻まれて120円台に乗らなければ、円高リスクを視野に入れて置いた方が良いかも知れない。但し、トランプの就任演説でポジティブな話しか出てこないのであれば、予算編成に向けて財政政策の具体性が顕在化する2月半ば位まで、トランプ期待相場のドル高は継続するだろう。

しかし、トランプの言動は先が読めないので注意が必要だ。どこで突然「ドル高牽制」が飛び出すか分からない。投資家が今一番警戒すべき不確実性の対象は、トランプの言動である。

 

必死で下落を回避しているユーロドル

去年の米利上げ後にパリティに突入するかと思われたユーロドルが必死に1.0360付近で粘りを見せている。

【ユーロドル 去年のFOMC~1月5日】

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(出典 https://www.investing.com/

 

2017年はユーロ激動の年

ポピュリズムと反EUの勢力が増せばユーロにとって大きな相場変動要因と成り得る。更にイギリスのブレグジットの本格始動を目の当たりにすれば、欧州各国で反移民と反グローバルの流れが全土に広がり、そこにモンテパスキ銀行とドイツ銀行問題からユーロ危機の発生という最悪のシナリオも有り得る。

仮にユーロ危機が発生してユーロドルとユーロ円が暴落した時に、トランプラリーがしぶとく継続していたら、その時のドル円の動きを予測するのは非常に難しい。欧州の政局とトランプ政権の行方、そしてドイツ銀行問題等、これらの不確実性を考慮に入れて、ドル円のひとつの大きな節目となる水準は、やはり黒田日銀総裁の円安許容水準である125円だろう。

(現役デイトレーダー)