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東芝の株価はどこまで下落するのか?

東芝の株価(12月29日 258.7円 前日比-52.9円)の下落が止まらない。日経平均株価も2万円の大台を目前にして大幅に続落した。ドル円も116円台半ばまで下落する場面があり、またNYダウも2万ドルの大台を目の前にして上値の重さが確認されるなど、どうやら楽観的なトランプ相場に調整の兆しが見え始めたようだ。

日経平均株価:19145.14(前日比- 256.58)

NYダウ:19833.68 (前日比-111.36)

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(出典 http://jp.reuters.com/

 

原子力事業の損失公表で格下げ。
アメリカの格付け会社「スタンダード&プアーズ」は、東芝の「長期会社格付け」を、投機的格付けの上から5番目の「B」から「B-」に、1段階引き下げたと発表した。
東芝は、アメリカの子会社「ウエスチングハウス」が買収した、原子力事業会社に関する損失が、数千億円規模にのぼることを公表したため、「株主資本が大きく毀損(きそん)し、事業・財務面での制約が強まる可能性が高まった」として、さらに格下げ方向で見直す「クレジット・ウオッチ」に指定している。
また、格付け投資情報センターも、東芝の「発行体格付け」を、投資適格で最も低い「BBB-」から「BB」に、2段階引き下げた。

(出典 http://finance.yahoo.co.jp/

 

今後の東芝の株価の行方

半導体メモリ事業が好調で2017年3月期は想定以上に収益が回復していると思われていた東芝は、今回の突然の減損リスクで取り戻しつつあった信頼が失墜した。収益回復どころか最終赤字額や為替水準次第では債務超過に陥る危険性もある。

東芝は大き過ぎて国が潰さないという安心感から、200円を下抜けたら「買い」を狙っている個人投資家もいると思うが、ここから先の東芝株は投機マネーの餌食になる可能性が高いので、そこに個人が参戦するには相当の覚悟が必要だ。

【東芝の株価 2007年~2016年】

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150円の水準を下抜けたら、下落圧力の歯止めが効かず、奈落の底に落ちるだろう。東芝株で儲けを狙うのなら、投機筋や支援を検討している金融機関、そして国の動向を注視する必要がある。リーマンショック前の1000円付近で東芝株を買った投資家で、損切りをせずに塩漬けを選ぶのなら、長期戦の覚悟が必要だ。今後東芝株が500円を超えて上昇するには、相当な年月を必要とするだろう。

(現役デイトレーダー)