読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

FX

日本円が「安全資産」として買われる理由

投資家がリスクオフ(リスク回避)の姿勢を強めると、安全資産とされる円が買われて、円高になる。具体的にはリスクイベントの結果を受けて投資家心理が悪化した時、新興国通貨などのリスク資産から円やスイスフランなどの安全資産に資金が移る。そもそも日本円が「安全資産」だと言われる理由とは、一体何であるのか?

 

f:id:universaldiary:20161227100203j:plain

(出典 http://jp.reuters.com/

 

安全資産とはリスクが小さい資産の事

世界経済に不安が広がりリスク回避的な流れになると、資金の逃避先として日本円が買われ、そして円高になる。但し、相場の世界での安全資産と言うのは、その時点で相対的に利益が出しやすい事を意味しているのであって、安全資産に投資をする事で利益が出るという訳ではない。

 

「日本は借金大国なのに」なぜ安全資産なのか?

確かに日本は1000兆円もの借金を抱えている。しかし日本は世界最大の対外純資産を有しており、世界最大の債権国でもある。更に日本国民の1700兆円に上る巨額の個人金融資産が、銀行を通じて間接的に国の借金を支えている事も円の信用性を支えている。

 

市場がリスクオフで円高になる理由

リスクオン相場では日本の投資家は高利回りを求めて、低金利の円を売って高金利通貨を買う流れが加速するが、それがリスクオフに転じると、手元の流動性確保の為、「円回帰=円買い」によって円高方向に行きやすい。更に円キャリー取引も大きな要因となる。リスクオフの局面で外国人投資家は、金利の安い円を買い戻し、円を返済する流れが加速する。そして、投機筋がその流れを増幅させる為に、リスクオフで円高が進むと読んで、円買いを仕掛けてくるのである。

 

※バブル後のドル円のチャート。

f:id:universaldiary:20161226180225p:plain

(出典 http://www.investing.com/

超長期のドル円のチャートを見ると、一度もアップトレンドになった事が無いのが良く分かる。延々とダウントレンドが続いている。100円で強烈なサポートを作ってしまった事で、もし2017年以降、下値トライが下ヒゲではなく、ローソク足の実体ベースで100円を割り込んだら、円高の過去最高値を更新する可能性も十分有り得る。

(現役デイトレーダー)