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2016年の為替相場を振り返る

今年も残すところ後わずかとなった。2月の劇的な円高相場の時、6月のブレグジットでドル円が瞬間的に100円を割れた時、トランプ大統領誕生とトランプラリーのドル高円安相場を誰が想像できただろうか?2016年の市場は波乱の連続で、改めて相場変動の怖さを実感した投資家も多いと思う。

 

【日本銀行によるマイナス金利】 出典 http://jp.reuters.com/

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今年は年初の中国経済の先行き不安から円高が進行したが、1月29日に日本銀行によるマイナス金利の発表で再び120円台の円安になった。この時、「ドル円は130円台を目指す方向に動く」等の見解を示すアナリストもいたが、ここでドル円のロングポジションを持った多くのFX投資家は、直後にロスカットに追い込まれる事になった。

日銀のマイナス金利発表で120円台に回復したドル円は、欧州の金融不安と原油安からのリスクオフの流れを受けて、2月11日には110円台になった。わずか1週間程度で10円も円高方向に相場が動いたのは、リーマンショックに匹敵するほどの円高劇だったと言える。

 

【ブレグジット】 出典 http://jp.reuters.com/

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6月24日、英国がEU離脱か残留かを問う国民投票で、EU離脱が決定した。リスクオフの圧力でドル円は瞬間的に100円を割れた。ポンド/ドルは1985年以来の安値をつけた。

5月に日本は米国から「為替監視対象国」に指定されており、元々円高方向に相場は動いていた。6月24日以降は「英国がEU離脱の場合はリスクオフで深刻な円高」の織り込み通りに、ドル円は下落して瞬間的に100円を割れた。

 

トランプ大統領誕生】 出典 http://jp.reuters.com/

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 11月8日の米国大統領選挙は「トランプ勝利」で幕を閉じた。「トランプ勝利ならリスクオフで円高」の織り込みは一時的にしか機能せず、11月9日以降はアベノミクス円安相場に匹敵する怒涛の勢いで円安が進行した。

 

【ドル円 2016年1月~12月】 (出典 http://www.investing.com/

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実体の無いバブル(トランプラリー・期待相場)はいずれ破裂して、現実相場に飲み込まれるのが相場の摂理だ。世界中の投機筋が「ドル下落」の仕掛けのタイミングを計っている。

(現役デイトレーダー)